恋愛の前にサーブレシーブしよう
今日は、やりとり、会話についてのお話です。
メッセでも、リアルでも、コミュニケーション力は恋愛において、必要不可欠なもの。
ただ、いきなりコミュ力を高めよう!とか言っても、
それができてたら、とっくにカレカノできとるわ!てなもんで。
コミュ力にもグラデーションがあって、
何もコミュ力モンスターになってスーパーアタックを決めなくても、
「つなぐ」ことはできるはずです。
そう!アタッカーではなく、名リベロ、守護神を目指すのです!
では、さっそく実例コーナー行ってみましょう。
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今日も、デートの待ち合わせ場所に向かうA子。
A子(原石くん、真面目で高学歴でいい仕事しててスペック高いんだけど、なんだかアプリのメッセでは、わたしばっかり質問しててちょい疲れたんだよなぁ。
まぁでも、文面は長かったし、興味は持っていてくれている気がするから期待!!)
約束したお店を発見。
A子(お、いい感じのお店じゃん!ちゃんと予約もしてくれてるから、一安心だね)
原石くん「こんにちは!A子さんですか?」
A子(ふむふむ、写真どおりで誠実そう・・・
でもなんかちょっと緊張してるかな・・・?)
「あ、はい、そうです!よろしくお願いしますー♪」
原石くん「よろしくお願いします。」
A子(おおふ…ノリが…せめて笑ってくれ…)
緊張気味の原石くんにつられて緊張してきたA子。
原石くん「・・・寒いですね!」
A子「あ、寒いですねー!」
原石くん「・・・」
A子(うぉい!それで終わりかい!!)
気を利かせて慌てて質問を繰り出すA子。
A子「このお店、よく来るんですか?」
原石くん「あ、初めてなんです。 」
A子「そうなんですねー!でも雰囲気いいですね♡」
原石くん「そうですね。」
A子「(…ううう。えーとえーと)あっ、職場はこの辺でしたっけ??」
原石くん「あぁ、そうでもないんですけど、◯◯の方ですね。
あ、A子さんは△△にお勤めなんですよね?」
A子「(あ!初めて質問きた!)そうなんですよ〜!
なので、この辺りたまに来るんです〜」
原石くん「そうなんですね!!」
・・・
ひたすらニコニコしたまま黙る原石くん。
A子(うへ〜…こんな感じで2時間…泣きそう(T T) )
A子は、その後自分の持つあらゆる引き出しを駆使して、
ひたすら質問を繰り出す球出しマシーンとなった…。
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みゆ「はい、つらいーー!」
ひな「これはしんどい・・・」
あい「あるぅぅぅー!」
みゆ「緊張してるのは仕方ないよね。でも、女の子も緊張してるんだからさぁ。
せかせか質問させ続けるなよー!って思う」
ひな「話を膨らませるのは難しいとしても、適度に質問はしてほしいよね」
みゆ「続かないボールを投げ続けるのはつらい…。
興味があれば、質問くらいできる気がするんだけどなぁ」
あい「ニコニコしてたりするから、愛想がないわけじゃないと思うんだけど、
笑顔で見つめられても逆に怖いよぉ」
ひな「だよね。何考えてるのかなって不安になる。」
みゆ「これ、メールでもあるパターンだよね」
ひな「あるあるー!まだ会う前なんだから、
お互いにある程度盛り上げようとしないと続かないよねー」
あい「わたし質問とかリアクションが薄いと、返事しなくなっちゃう!」
ひな「わかる。あと質問がない上に、自分の話ばっかりする人もいるよね」
みゆ「いるねー。相手の興味を考えろっての。自分の話だけで場がもつのって、
相当上級だよね。質問して相手に話させる方が簡単なのになー。」
ひな「めっちゃ笑かしてくれたら質問とかなくてもアリだけど、
そんなコミュ力高かったらもう彼女いるだろうしねw」
みゆ「そうそう。面白いこと話そう!って意気込む必要もなくて、
最初の頃の質問なんていくつかのパターンに絞られるんだからさ、
とりあえずそれだけは打ち出せるようにしとこうよって思う」
あい「よくある質問て例えばー?」
みゆ「お仕事は?趣味は?休みは何してる?
好きな食べ物、音楽、映画、漫画、本、アニメとか。
さらにそれぞれに対しての深掘り質問として、なんでそう思うの?
なんでそう感じるの?なんで、なにが、どんな風に好きなの?とか。」
あい「なんか面接みたーい」
みゆ「確かにw私よく採用面接みたいだねとか、
こんな詳しく聞かれたの初めてとか言われるww」
あい「えーそれっていいの?w」
みゆ「どうかなー。でもたいていそう言ってた人は皆、ありがたいことに
次も誘ってくださるから、嫌な気分ではないんじゃない?」
あい「そっかぁ。たしかに自分に興味持ってもらえて、嫌な人はいないもんねー。」
ひな「あとさ、話題が心配なら、過去のトーク履歴くらいは見返してきて
ほしいよね。自分とのやりとり全く覚えてないと、興味ないのかなぁとか、
この人何人とやりとりしてんだ?って思う。」
あい「まあアプリだと、自分もいろんな人とやりとりしてるんだけどねw」
ひな「でもそれを感じさせないとか、気にさせないように気遣いはしてほしいなー」
みゆ「そだねー。そのネタを使って、相手がとりやすいサーブを投げて、
戻ってきたら、ちゃんとレシーブして、っていうふうに地道につなぐだけで
なんか今日楽しく会話できた!って思うしね。」
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【対策】
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あまり親しくない場合は特に、笑いは大事。
なんでもないことでも笑ってくれる、笑い上戸くらいがいい。 -
話し上手ではなく、聞き上手を目指す。
面白い話をしようと意気込まなくてもいいので、
質問力をつけ、相手に興味を示すこと。 -
質問して、かえってきた返事に対して、
笑いと、なんらかの感想を含むリアクションをするだけでOK。 -
自分語りや自慢にならないよう、要注意。謙虚めな態度で。
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質問する場合は、返しやすいものを。
間違っても「最近あった面白い話してよ」とか言わない。 -
質問は、Yes/Noや一言で答えられるものだけでなく、
相手の考えや嗜好、五感に関するオープンアンサーを混ぜると話が広がり、
聞かれた方の満足度も増しやすい。
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【今日のまとめ】
結局は相手に興味をしっかり持って、熱心に話を聞くこと。
かっこつけずに自然体で感じたことをきちんと口に出すこと。
コミュニケーションの基本ですね。
さらに、相手の返事に対して、深掘ったり横展開する質問を、
1こくらい追加できれば、じゅうぶんです。
興味があれば、1こくらいは思いつくのではないでしょうか?
人は自分に興味のある人、自分の話を楽しそうに聞いてくれる人に好意を持ちます。
お互いにボールを投げあって、拾いあうんだ、という協力的な意識で臨みましょう(^^)